雑誌『怪と幽』掲載情報
KADOKAWA発行の雑誌『怪と幽』006号に怪談文芸研究会の活動レポートが掲載されました。
第59回 茶碗の中 〜終わらない怪談〜
小泉八雲の「茶碗の中」は不思議な事件を描いた作者がこの物語の途中で筆を絶ったように書かれている。しかし八雲の原作とされる江戸怪談『新著聞集』では、そのような終わり方をしていない。むしろ茶碗の中に現れた顔の正体が明かされずに終わる結末に何ら違和感を持たない。不思議な出来事が不思議なままで終わっても構わ […]
KADOKAWA発行の雑誌『怪と幽』006号に怪談文芸研究会の活動レポートが掲載されました。
小泉八雲の「茶碗の中」は不思議な事件を描いた作者がこの物語の途中で筆を絶ったように書かれている。しかし八雲の原作とされる江戸怪談『新著聞集』では、そのような終わり方をしていない。むしろ茶碗の中に現れた顔の正体が明かされずに終わる結末に何ら違和感を持たない。不思議な出来事が不思議なままで終わっても構わ […]