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第71回 『因果物語』の怪談あれこれ2

前回に引き続き、片仮名本『因果物語』(寛文1・1661)を検討した。 今回は「燃える墓」「僧と幽霊の接触」「その他」のトピックスを設けて、曹洞宗との関わりや鈴木正三関係資料との比較、近世初期怪談への継承について議論した。 研究会では、仏教唱導と怪談との相違点、取り上げた話の「因果」とは何か、といった […]

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第70回 『因果物語』の怪談あれこれ

江戸時代初期の仏書である片仮名本『因果物語』(寛文1・1661)には、数々の後代に継承される怪談の原型が備わる。 三河武士を出自とする禅僧・鈴木正三のもとに集められた話を弟子たちが編集して刊行したものである。 これまでにも様々な研究が行われてきたが、あらためて怪談研究の観点から検証しなおす端緒とした […]

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第64回 わたしの中にいる何か ─心が蛇に、なる─

前回の研究会での議論を踏まえ、幽霊=女の観念が形成される背景のひとつとして、仏教における女人罪障観に注目した。具体的には、道成寺説話の類型だが逆に修行僧が女を追う話(「和光ノ方便ニ依テ愛執ヲ離ルヽ事」『助説因縁集』)と、「嫉妬愛欲の心ふかき故指蛇と成て額に角生たる事」(『女人愛執恠異録』)の二話を比 […]