第55回 江戸初期怪談リバイバル
よく知られるように、江戸文芸は先行する作品を摂取して創造の糧としている。 このことは、江戸怪談においても同様である。 問題は、どのような先行作品を糧として、創造の翼をいかに羽ばたかせたか、にあるといえよう。 今回の研究会では、いくつかの江戸初期怪談をとりあげて、それらが受容される様相を検証した。 【 […]
第54回 お前の物は死者のモノ~古物の怪談諸相~
「古さ」の概念は「怪談」の構成要素として大きな比率を占めているのではないでしょうか。 髪の毛の伸びる古い人形、祟りを成す黒い聖母像、学校の旧校舎、歴史ある寺社、古老の語る古い話……。 今回はそんな古い話の中でも、「着物」に焦点を絞って集めてみました。 鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』に描かれ […]
第53回 小泉八雲紀行文の中の怪談
新型コロナ流行の影響により今回からオンライン研究会となっております。 同様に、コロナ流行により延期になってしまいましたが、六月には小泉八雲記念館の小泉凡館長をゲストとしてお招きし、「百物語の館 小泉八雲特集」が行われるはずでした。 今発表はそれに先立ち、小泉八雲作品の捉え方を深化すべく彼の流浪の半生 […]